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ミュージシャンの耳を守る。
クラブ、ライブ、コンサート、スポーツ会場など、大音量から耳を保護します。
EarPeace では約17dbの遮音性により、音圧を約75%カット。EarPeace HD では交換可能な二種類のフィルターで耳を保護しながら音楽や会話はそのまま楽しむことができます。
ヒストリー
EarPeace はワシントンD.C.で 企業のコンサルタントを務めていた Jay Clark が休暇中にトリニダード・トバゴのカーニバルを見に行ったことがきっかけとなり生まれました。
華やかなカーニバル、気持ちを高揚させる音楽を楽しんだ後、一つのことが彼を悩ませました。2、3日経っても彼と同行したガールフレンドの耳の奥にある違和感、耳鳴りが解消されなかったのです。
幸いその後数日経って耳鳴りは解消されましたが、不安に思った Jay は聴覚障害に関する情報をインターネットなどで集めます。驚いたことに音楽や大きな騒音が原因と考えられる聴覚障害の事例が数多くあったのです。そして事例の多くは一度聴覚に異常をきたすと、正常な状態に回復することがとても困難であることを物語っていました。
■ 理想的なヒアリングプロテクション
彼は最も有効な聴覚障害の予防策と思われる耳栓(ヒアリングプロテクション)についてのリサーチも始めました。入手可能な耳栓を実際に購入、使用してみてJay が求める以下の用件を満たした耳栓が存在しないことに気がつきました。
- 安全である。(固い突起物を設けない)
- しっかりと音楽や会話を楽しめるレベルを確保する。
- 目立たない
- 携行性、ファッション性が優れている
- 安価である
確かにドラッグストアなどで安く購入することができるフォーム型耳栓は、旅行や安眠を求める際には有効です。しかし、遮音性と同時に音楽や会話を違和感なく楽しむことには適していませんでした。
ティッシュペーパーなどを丸めて耳栓代わりにする光景も見かけましたが、耳の奥まで入って取り出せなくなるのではないかという不安があります。
音楽用の耳栓も試しましたが、突起物が耳から突き出ている状態でクラブやコンサート会場等の人ごみに行くことには安全性の不安がありましたし、形状やケースがもっとスタイリッシュになるのではと Jay は考えます。カスタムメイドの耳栓の品質は確かに優れていると思われましたが、100 ドルを超える価格に二の足を踏むことになりました。
そして彼は、自分が理想とするヒアリングプロテクションを製作しようと決意します。一度障害を負ってしまうと治療することが困難な耳のケア。スポットライトを浴びることは少ない商品ですが、特に若い人達に使ってもらえる様な商品にしたい。
品質はもちろん、ソーシャルな場面でも抵抗なく使用してもらえるよう、度重なる試行錯誤とブランディングを重ねました。
2010 年に登場した EarPeace は音楽界を中心に口コミで伝わり、アメリカ SXSW、スペイン Primavera などの著名なフェスティバルで採用されるなど、聴覚の安全性に対する意識を少しずつ高めていくことに成功しています。
このような活動が評価され、米国においては耳鳴りなどの問題に取り組む ATA (American Tinnitus Association) においても聴覚障害を予防する為の有効なヒアリングプロテクションとして推奨されています。
現在 EarPeace は米国、ヨーロッパ、日本の様々なシーンでご利用いただいています。