August 12, 2021

ライブコンサートの復活 2021:海外で感染予防のために行われていること

ライブコンサートの復活 2021:海外で感染予防のために行われていること

ミュージシャンと来場者の安全の新たな指針〜感染予防に加え、聴覚保護の重要性も高まっています

 こんにちは!本日もおつかれさまです。

今回は、再び開催されるようになったライブイベントにおいて、アーティストとオーディエンスの安全を確保していくための方法についてです。

この夏は、Rolling LoudLollapaloozaなどの有名なフェスティバルが復活したことで、ライブエンターテイメント業界にインパクトが与えられました。

 こうして、アーティストがようやくステージに戻ってきたのは素晴らしいですが、まだすべてが正常に戻ったとは言えない状況です。

 今のところ、コンサート参加者の安全を守るための措置を講じるのは、会場のオーナーとプロモーター次第となっています。マスク着用の義務からコンサート用の耳栓まで、安全のための新しいプロトコル(守るべき規約や手順)が、新たな標準になることでしょう。

 幸いなことに、今回の長い休止は、騒々しく潜在的に有害な環境で行われるコンサートにおいて、参加者を保護する方法を再考するために、業界が必要としていたことなのかもしれません。

「大多数の人々は、パンデミックにうんざりしていて、ライブエンターテインメント業界の状況が緩和されるのを、待ち切れない気持ちでいます。」と、大規模イベントの安全性とそのコンセプト作りを専門とする、ドイツ、ベルリン出身のイベントエンジニア、フロリアン・アイシング氏は言っています。

 「安全性の観点から言うと、イベント業界は、ライブイベントを復活させる準備はできていることが確認できます。業界は、このことに非常に勤勉に取り組んでいて、大勢の来場者がいるにもかかわらず、リスクを増加させることのない、実証済みの保護コンセプトを開発しました。たとえば、スーパーマーケットでの買い物の仕方などです。」

アイシング氏は、コンサートの安全コンセプトの専門家としてのバックグラウンドを持っています。それはつまり、「保護目標を定義し、起こりうるリスクを分析し、訪問者の安全を確保するために満たす必要のある重要な要件を特定することです。 」

「安全のために調査すべき側面としては、避難経路および救助経路の設置と設計、火災のリスク、花火と火炎システムの使用、暴風雨と雷が発生した場合の保護対策と行動計画、火災時の避難シナリオとその手順などがあります。火災時のための部門、救助サービスと警察との連携、セキュリティサービスの使用、消火の処理、および安全装置の使用などです。」

 コンサート業界は、長い間その場その場で適応しなければならなかったこと、そしてアイシング氏は、これがパンデミックの間にもう一度証明されたと言っています。

「ライブエンターテインメント業界で働く何千人もの人々が、迅速に再編成されなければなりませんでした。既存の概念は、この新しいリスクに適応できなかったため、全員がゼロから始めなければなりませんでした。私が話したほとんどすべての同僚は、これほどのハイプレッシャーとなる状況を、これまで経験したことがありませんでした。」

【屋内コンサートにおける新たな指針】

 屋内コンサートの場合、特にワクチン接種率が比較的低い地域で行われている場合、プロモーターと会場の所有者が、感染リスクを減らすためのいくつかの指針を有しています。

1. 屋内イベントの主催者は、来場者がお互いの距離を保ちやすくするために、座席の占有率を減らします。

2. 入室前には必ず体温を測定し、常にマスク着用を義務付け、手指の消毒剤を提供します。

3. 感染リスクを大幅に減らす高性能の換気システムへの投資として、資金が提供されています。

4. 感染経路の調査が必要となった場合のため、適切なゲスト登録を行います。

5. 接触を最小限に抑えるために、戦略的に群衆をコントロールします。

【屋外コンサートの場合】

一方で、野外コンサートの場合は、少し簡単だと言います。

「通常は、非常に広いエリアで行われるため、来場者のキャパシティを抑えやすく、また広いエリアにシンプルに分散させることもできます。これによって、必要な安全距離を維持するのがはるかに簡単になります。また、換気システムに高額な投資をする必要もありません。一部の場所では、座席を設置したイベントにおいて、マスク着用の必要性を手放すことさえ可能です。」

【聴覚保護への認識の高まり】

 顧客の聴覚を保護することにおいても、コンサート業界は、非常に真剣に予防策を講じ始めています。

 「ヨーロッパの多くの国では、来場者がさらされる危険から保護することは、既にプロモーターの責任の一部となっています。たとえば、PAシステムのボリュームを、健全なレベルに制限するために、技術的な安全装置が必要ですし、プロモーターは、シンプルな耳栓を、安全対策として提供する必要があります。」と彼は言います。

「近年、特に大都市での主要なイベントでは、いかなる状況においても、プロモーターが最大音量を超えないことを義務付ける、高ノイズから耳を保護するための要件が、ますます重要になっています。」

 プロモーターは、音量を制限し、耳栓を提供することによって、役割を果たす必要がありますが、コンサートに参加する側にも、最終的に、自分自身の聴覚を保護する責任があります。

【コンサート参加者のための指針】

MusicianWave のオーナーであるブライアン・クラーク氏は、ライブコンサートに参加する際に、すべての音楽ファンが取るべき3つのステップがあると言います。

1. コンサートでスピーカーの隣に立ってはいけません。 「たいてい会場の横にスピーカーが大量に積み上げられ、大規模なショーの場合には、アリーナ全体に散らばっています。これらの音量は、安全なレベルをはるかに超えている可能性があり、このような音量にさらされてから数分以内に、耳にかなりのダメージを与える可能性があります。」

2. 万が一に備えて、ミュージシャンも耳栓一式を持参するようにしてください。 「これらの耳栓を着用するつもりがなくても、音量が大きすぎると感じた場合には、優れた保護具になります。」

3.リスクを理解しましょう。 「85dB(デシベル)を超える音に持続にさらされることは、聴覚の健康上のリスクを伴います。コンサートは、これをはるかに上回る音量です。聴覚障害は、非常に一般的であり、難聴だけでなく耳鳴りの形をとることもあります。「優れた耳栓は、サウンドのクオリティを維持しながら、音量を安全なレベルにまで下げるのに役立ちます。」

 コンサート業界は、このように、最悪の時期からは浮上し始めています。アイシング氏は、私たち全員にとって、特に音楽ファンにとって、より良い日が来ると確信しながら、このように述べています。

 「どのような状況であろうと、今日まで変わっていないことが1つあります。それは、何が起きようと、ショーは続くということです。」

 以上です。

 最後の言葉には、勇気づけられます。今回の出来事は、良い点を挙げるとするならば、こうして意識を高めるきっかけともなったということ。ぜひ前向きに受け入れて、皆で進んでいきたいですね!

素晴らしいコンサートの数々が、再び世界中で開催されることを心待ちにしつつ、それではまた!

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