〜ミュージシャンたちの現状〜慎重にライブに備えつつ、自宅でのコンテンツづくりを進めましょう!
こんばんは!本日もおつかれさまです。
昨年以来ミュージシャンたちにとっても、非常に困難な時期となり、ツアーの中止が続いていますが、そろそろ本来の状態に戻るべく、ツアーの計画を立て始めているアーティストもいるようです。
そんなミュージシャンたちの近況について伺いました。
オルタナティブロックのレジェンド、ダイナソーJr. (Dinosaur Jr.) は、最近、今年秋のツアー日程を発表しました。また、サンフランシスコミュージックフェスティバル、アウトサイドランズも、最近、秋のハロウィンに復活すると発表したところです。
こういった発表だけを見ると、長い休憩期間を経て、そろそろミュージシャンたちにとっても、ギグやライブツアーを行う時期が来たと思うかもしれませんが、当然ではありますが、安全性についての十分な対策が必要です。
ティム・ハイは、マッキナック島(アメリカ、ミシガン州にある島)の観光局長です。彼は、ホテル、レストラン、アトラクションなどの経営を行うメンバー企業に代わって、島のプロモーションやコーディネートを行う責任ある立場にあります。
「2020年の出来事によって、メンバー企業と協力し、COVID-19の感染を防ぎながらも、島での観光シーズンを成功に導く必要があることを自覚させられました。」と、彼は言います。
「マッキナック島は、毎年全国からミュージシャンを迎えていますが、 2020年には、大規模な公演をキャンセルせざるを得なくなりました。ホストとなる企業各社は、屋内でライブ音楽を行うためには、適切な予防措置を講じる必要があります。」
パンデミックが去りつつあることを願いながら、ハイ氏は次のように述べています。「今年2021年は、観客とパフォーマーの安全を第一に、ライブパフォーマンスを再開できるよう尽力しています。」
マッキナック島の宿泊予約は過熱し始めていて、ハイ氏は、それはこの島だけではなくて、どこにでも当てはまるだろうと言っています。
「今こそ、プランを再スタートする時です。需要が一時的に停滞したあと、ワクチン摂取が浸透することによって、今年は記念すべき年になると予想しています。
とはいえ、旅行中の人と同じように、ミュージシャンたちにも慎重に計画してもらいたいと思っています。 COVID-19の脅威を真剣に受け止め、ウイルスの蔓延を防ぐために尽力している地元の企業や当局、健康に関する専門家を探すようにしてください。」
また、「ミュージシャンは、状況を見て継続的に調整していくことと、コミュニケーションの両方が不可欠になることを忘れないように。」と述べています。
「パンデミックを簡単に解決できる魔法のような方法は存在しません。ワクチンでさえ、パンデミック以前の状態に完全に戻すことはできないのです。けれども、しばらく細心の注意を払う必要はありますが、まったく無理というわけではありません。 国の健康の専門家のガイドラインに従って、最新の情報を把握し、警戒を怠らないことで、旅行者とミュージシャンの安全をキープすることは、十分可能です!」
photo:Matthew Henry
そして、ツアーが再開された場合、たった一年でも、景観が劇的に様変わりすることがあることも覚えておきましょう。
ニコラス・セザルツは、ドラマー用のウェブサイト、DrummingReview.comの運営者であり、オルタナティブロックバンドのVinylTheatreで、ツアーを6年間行いました。 「私たちがバンで旅行したとき、可能な限り健康を維持しようとしたのにもかかわらず、しばしば病気になったり、体調を崩しました。」と、述べています。
「ライブが終わった後も、すぐにその場を離れずに、サインをしたり、写真を撮ったり、おしゃべりをしたりと、多くのファンたちと共に過ごしていたのです。」
「ミュージシャンたちがツアーやライブに戻るとしたら、しばらくの間は、ファンとの直接の交流が禁止されることを強く望みます。ウィルスにしっかり対処できるようになるまでは、野外フェスティバルが再び開催されるようになった場合でも、バンドとしては、予防策を講じます。」
「少なくとも最初のうちは、野外フェスティバルが、唯一開催できるイベントとなる可能性が高いと思います。 バーやクラブのようなもっと小さな場所では、通常の状態に戻すことは難しいかもしれません。」と、続けいます。
「屋内でのコンサートは、野外フェスティバルよりもさらに長期間に渡って延期されることでしょう。観客の規模は小さくとも、感染のリスクは高いですから。ファンは、自分たちが愛するアーティストと、親密で個人的な関係を築くのが大好きです。人口のかなりの部分がワクチン接種を受け、懸念が解消されるまでは、会場側も、厳格なガイドラインに従わなければならなくなるでしょう。」
「そして、再びライブを行えるようになるとしても、その時まで辛抱強く待たなければなりません。それまでミュージシャンが健全な精神を保ちながら、パンデミックの残りの時間を乗り切るためには、できる限り自宅で多くのコンテンツを作成することに集中すべきです。」と、提案しています。
「Youtube、Twitch、Spotify、TikTokは、オーディエンスやファンを増やすことのできる素晴らしいプラットフォームです。将来、ライブを再開した時に、より多くのファンの前で演奏できるよう、今から少しずつオーディエンスを増やす努力をしていきましょう!」
以上です。ミュージシャンたちにとって、まだまだ辛抱が必要な時期は続きそうですが、今だからできることもまたありそうです。
常に情報をチェックし、再開に備えつつ、希望を持って、少しずつこういったアクションを起こしていけると良いですね!
それではまた!
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