〜安全なバイク走行のために実施すべきこと
こんにちは!今日は、安全な夏の走行について、役立つヒントをご紹介します。
これまで、「オートバイは、危険だから気を付けて。」という言葉を、おそらく何万回も聞いてきたと思います。(ライダーであればなおさら!)けれども、オートバイが危険な理由については、深く掘り下げる機会がなかったかもしれません。
一つ、このような調査結果があります。
National Highway Traffic Safety Administrationによると、モーターサイクルのライダーは、乗用車の運転手よりも、事故で死亡する可能性が約29倍も高く、負傷する可能性もまた4倍とのことです。
これは驚くべき数値であり、オートバイの安全性は非常に重要ということが言えます。本当に、危険な乗り物なのです。
だからこそ、できる限りの準備をして備えたいですね!以下は、クラッシュや怪我のリスクを大幅に減らすための、簡単な5つの方法です。どうぞチェックしてみてください。
1.ヘルメットを着用する
ヘルメットを着用する場合は、フルフェイスにします。なぜかというと、ハーフメルメットやショーティなどのオープンフェイスは、動き回ったり、特に衝突時には外れてしまう可能性があるため、ほとんど役に立ちません。まだ、3/4ヘルメットの方が優れていますが、それでも美しい顔を危険に晒す可能性があります。
モジュラーまたはフリップアップヘルメットは、特にスチール製の高品質なアイテムの場合、より優れていると言えますが、最新のSnell、DOT、またはECE承認のフルフェイスヘルメットの保護力に勝るものはありません。
ヘルメットは、オートバイの死亡者を減らすことが科学的に明確に証明されている、唯一の安全装置です。しっかりと着用しましょう!
2.飲んだら乗らない
こちらも当たり前のことではありますが、ある調査データによると、2019年に死亡したライダーの29%が飲酒をしていました。
アルコールは、判断力を鈍らせ、コントロールやバランスに悪影響を及ぼし、適切なギアシフトで警戒を怠らないようにするのが困難になります。量が少なければいいかというと、たった一杯でもこのようになるのです。
3.耳栓を付ける
バイクに乗っている時、聴覚が深刻な打撃を受けることがあります。OSHAの調査によると、ヘルメットを開けた状態で、少なくとも、40mph(1時間に40マイル進む速さ)のバイクに乗ると、最大90dB(デシベル)の騒音レベルが発生する可能性があります。
さらに、65mphになると、100dBを超える可能性があり、保護なしでも安全に乗れるのは、数分間のみとなります。
耳栓を付けることによって、注意力散漫になるのを避けつつ、交通状況や、ヘルメット内の無線通信など、聞き取らなければならない情報に合わせて調整もできるため、より安全に乗ることが可能になります。
走行中は、耳栓を着用しましょう。聴覚保護は、騒音性難聴から耳を守だけでなく、適切な耳栓は、ライディング体験の質を高め、より良いものにしてくれます。
もし乗る時に必要なのは、ヘルメットと手袋だけとの認識をお持ちでしたら、常に聴覚を保護する必要があることをお伝えしたいです。
こちらは、大変好評をいただいている、EarPeace バイク用耳栓です。
4.単独か、仲間と走るか?
バイクのライダーに対するイメージは、革ジャンを着た一匹狼野郎という感じかと思いますが、実際のところ、どんな狼でも、パック(群れ)で狩りをする方が安全です。
二輪車というのは、ただ単にタイヤが二つあるということではありません。小さな問題でも、すぐに深刻なトラブルに発展する可能性があります。自動車のパンクであれば、スペアタイヤを引っ張り出して交換するか、ショップまでゆっくり運転することもできます。
バイクの場合、前輪のみのパンクだとしても、どこにも行けません。
単独か、または誰かと一緒に走るのかということでは、いざという時、生死を分かつ可能性があるということを知っておいてください。
5.正しい自己認識とマナーを身につける
安全に乗るスキルを習得する能力がなかったり、安全に乗るのが難しい体調であったり、適切な判断ができないといった場合は、バイクに乗るべきではありません。安全に乗るためには、正しい自己認識と、準備が必要です。
正しいライダーの態度とは、リスクを考慮し、速度を速めるタイミングを見極め、公道における制限〜時に何かをしないことをきちんと選択できるということです。また、自分さえよければいいといった態度ではなく、友人や家族、コミュニティへの自身の責任を常に自覚していることが、とても大切です。
その意味では、生涯にわたって、学習していこうという謙虚さもまた、必要になるでしょう!
以上、ヘルメットの着用など、当然の事柄から、ライダーとして自覚すべき事柄まで、簡単に記しました。参考になりましたでしょうか。
今年の夏は、例年以上に暑くなることも予想されていますので、どうか健康面にも気を付けて、十分な準備を怠らず、安全な走行を楽しんでいただきたいと思います。
それではまた!