難聴、耳鳴りによって生じるコミュニケーションの困難について知っておきたいこと
こんにちは!本日もおつかれさまです。
健康な聴力を保つことについては、日々ついつい疎かになりがちです。
ビーチに行く時に日焼け止めを塗らないことにも似て、人生において大切なことなのですが、後回しにしてしまうこともあるでしょう。
また、バイクに乗る時に耳をつんざくような圧倒的な音量を求めたり、騒音そのものに快感を感じることもあるでしょう。
けれども、適切に聴覚を保護しなければ、時間の経過とともに、知らず知らずのうちにダメージを受け、時に深刻な難聴や耳鳴りを引き起こすことになります。
本日は、聴覚障害が自分だけでなく周囲の大切な人たちとの関係性にどのような影響を与えるのかについて記します。
仕事仲間、友人、パートナーや子どもたちと良い関係を保持していくためにも、聴覚は想像以上に貴重なものなのです。
【難聴とコミュニケーション能力】
難聴との付き合い方は、失ったものよりも、残されたものをいかに聞き取るかということです。
難聴を経験したことのある人は、聞くことに完全に集中しながらも、内容を聞き逃してしまうと報告しています。大きな音は聞こえていても、自分では気づかないような音を聞き逃してしまうため、障害の範囲が一体どのくらいなのかを理解することさえ難しいのです。
聴覚障害があると、会話にスムーズに参加したり、何らかの合図を聞き取ったり、ソーシャルな場において雑音から必要な情報を聞き取る力が低下します。
Hearing Review誌では、「話すことというのは、社会的な相互作用と組織の基本であり、話し手と聞き手が行動を調整し、ギャップや重複を最小限に抑えながら、順番に話を展開する能力に依存している」と、親密な関係に影響を与える難聴について詳細な調査を行った上で報告しています。
話を繰り返すことを要求したり、流れを止めたり、合図を聞き逃したり、会話に大きなギャップを生じさせたりすることは、仕事仲間、パートナー、友人、子供など、日常生活を構成する人々とのコミュニケーション能力に悪影響を及ぼします。
相手側もまた同様に、コミュニケーションの際に困難を感じることになるでしょう。
【混乱の原因となる難聴】
さらに良くないこととして、長期にわたる障害の結果として難聴になった人は、問題があることを認めるまでにも長い時間がかかるということが挙げられます。
その結果、不満や怒りが生じ、問題があることを自分自身でさえ認めようとしない状態が長く続きます。威勢の良さや怒りっぽさで問題が隠蔽されてしまうことが多いのです。
多くの場合、耳が聞こえなくなったことを初めて認めるのは、何かを聞いても何を言っているのか分からないという経験を日常的にすることによってです。
また、最初は親しい人に促されて初めて対処することが多いのですが、それ自体が人間関係の緊張を招くこともあります。
今回のパンデミックで私たちが経験したことを考えてみてください。マスクの普及により、聴覚の一部である読唇術の能力が変化したことを実感したと思います。唇を見ないと何を言っているのかわからないという状況は、明らかな聴覚障害があることを示しています。
また、難聴を経験している人の近くにいる人は、本人が問題を認めようとしないことに不満を抱えています。
時にパートナーが聴覚障害者を怒鳴っているように見えることがあるかもしれません。けれども実際には、パートナーは聴覚障害者に「いつも怒鳴られている」と感じて困惑し、恐怖を感じている状態に近いと言えるでしょう。
相手がなぜ自分にいつもイライラしているのかという戸惑いや悲しみを体験していると報告する人はたくさんいます。
性格が引っ込み思案になったり、静かになったりすることも、聴覚障害による予期せぬ変化であり、周囲の人たちとのつながりに影響を与えます。
高齢者でもないのに、なぜ加齢を連想させるような聞こえないという体験をしてしまうのかといった恥ずかしさや苛立ちは、障害を受けた人たちが頻繁に経験することです。
人との関わりの中で、相手が話を聞いていない、または聞こうとしていないといった摩擦が生じると、積極的に人と関わろうとする意欲も薄れてしまいます。
また、本当はゆっくり話しかけてほしいのに、他人が大きな声で話しかけてくるといった、人とは違う扱いを受けることに抵抗を感じたりします。
騒がしい場所では、話の内容が聞き取れなくなるため、存在感を発揮できないと分かっている状況に参加することに抵抗を感じたりします。
【耳にとって過酷な現代社会】
「西洋社会のサウンドスケープは、20世紀に入ってから、人工的な音の増幅の連続でした。自動車やサイレン、拡声器にマイク、飛行機や産業機械、現代的な戦争などから発生する人工的な機械音によって、大きく変化してきました。
このようにますます騒がしくなる中で、「耳はボディガード、伝令、探検家、自信家としての義務を果たさなければならない」と、ヒレル・シュワルツ氏は書いています。無数の音を受信しながら理解しようと努力し続けなければならない障害を持つ者にとって、これらは特別なチャレンジです」(Hearing Health)
耳鳴りに悩まされている人は、聞こえないことの恐怖よりも、敏感に聞こえすぎることへの恐怖によって引きこもってしまいます。また予期せぬ大きな音は、経験した痛みを急激に増大させるものです。
生涯を通じて聴覚を適切に保護しなければ、音楽やスポーツなどの楽しみは苦痛に変わってしまいます。他の人と一緒にいる喜びもまた、不満に変わってしまう可能性があります。
簡単に予防する一つの方法として、EarPeaceでは、様々な用途に応じた耳栓を開発、販売しています。
大切な方とのコミュニケーション、イベントなどの楽しい体験を損なわないためにも、聴覚保護を意識することは非常に大切だと、EarPeaceは考えています。
後になって聴覚障害を経験することにならないよう、今から大切な耳を守っていくよう努めていただけたら幸いです。
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