January 15, 2022

耳鳴りとともに生きる〜聴覚保護活動家のシャリ・エバーツさん

耳鳴りとともに生きる〜聴覚保護活動家のシャリ・エバーツさん

難聴や耳鳴りに悩まされる生活の中で何ができるか〜2つの耳鳴り対処法

 

こんにちは!本日もおつかれさまです。

難聴や耳鳴りなど、一度耳に損傷を抱えてしまった場合、その後とても辛い思いをすることになります。

聴覚保護のための活動をされている方は、どのような経験を経て、どんな思いでいるのでしょうか。

今回は、耳の健康を守る活動をしつつ、聴覚健康財団の理事を務めているシャリ・エバーツさんに、耳鳴りとともにある生活とその対処法について語っていただきました。


【「この音は何!?」 耳鳴りとともに生きる私の考え】

つい家族に聞いてしまうのが、「今音が鳴ってる? 」ということです。聞こえている音が耳鳴りなのか、実際の音なのかわからなくなるからです。でも、たいていは頭の中で鳴っていて、正直なところ自分でもわかっているのですが、確認してみたくなります。

両耳とも40~50%の難聴ですが、ありがたいことに耳鳴りは軽度です。 それでも、難聴より耳鳴りの方がひどいと感じることもあります。 頭の中でブーン、ブーンと原因不明の音がすると、自分が正気なのかが疑わしくなります。

耳鳴りは最悪の頭痛を引き起こすこともあり、それに比べたら、音が聞こえないのはまだ救いがあるように感じます。

これまでに2種類の耳鳴りを経験しました。1つは、数年前から時々発生しているもので、それほど厄介ではありません。 きっかけが何なのかはわからず、突然、蛍光灯をつけたばかりのような音がして、その後ピーピーという甲高い音が30~60秒続きます。

しばらくすると、音を発している蛍光灯を誰かが消したように、だんだん静かに先細りになっていくことが多いです。騒音でも静寂の中でも、このようなことが週に1、2回くらい起きます。奇妙ですが、こちらはまだましです。

けれども、最近また新しいタイプの耳鳴りが始まり、これは大変辛いものがあります。特定の誘因があるのかどうかわからないのですが、リズミカルで大きな音(浴室の換気扇など)や明るい光にさらされた後によく起こるようです。

それは突然始まって、蛍光灯の音よりもずっと大きな音が1時間以上続くことも。 非常に消耗しますし、考えることすらできなくなります。周りの人が何を言っているのか、耳鳴りのせいで聞こえません。横になりたくてもそうもいかないこともあります。そんな時は、周囲で実際に鳴っている音に集中してやり過ごすようにしています。

【私の耳鳴り対処法】

1.テレビやBGMを流すこと

そんな中で見つけた耳鳴り対策とは、テレビを見たり、ソフトなバックグラウンドミュージックを流すことです。 どんな種類の音でもかまいません。 耳鳴りをごまかせる程度の音量で、周囲の音をかき消さない程度に静かな音であること。

2.読書や書き物に集中すること

または、夢中になれる本を読んだり、ブログを書いたりするなど気をそらすことも効果的です。 何か他のことを考えるよう自分に言い聞かせることで、耳鳴りの音が意識から外れるようにします。 時には、気づかないうちに音が消えていることも。

【毎日を精一杯生きる】

このように耳鳴りがひどくなるということは、聴覚も悪化しているということなのでしょうか。

最近のオーディオグラム(純音聴力検査)では、それはないと言われていますが、やはり心配です。 耳鳴りはさらに悪化するのでしょうか?そうでないことを祈っています。

心配ではあるけれども、そればかりに時間を費やしているわけにはいきません。毎日を精一杯生きることに集中するのみです。

 

以上です。皆さんは、耳鳴りと共存していくための何らかの方法をお持ちでしょうか。

元の記事はこちらよりご覧いただけます。

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早期からぜひとも耳を守っていきたいですね!

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